「Yokosuka1953」和歌山大学上映のお知らせ

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上映作品:「Yokosuka1953」
日時:2023年12月20日(水) 16:30~19:20
会場:和歌山大学観光学部棟  T101号教室
主催:和歌山大学ドキュメンタリーシリーズ2023運営委員会(和歌山大学学内有志)
登壇者:
廣田稔(映画「天外者」製作総指揮)
玉田玉秀斎(講談師)
木川剛志(Yokosuka1953監督, 和歌山大学観光学部, )
参加費:無料

廣田稔先生
玉田玉秀斎先生
木川剛志


参加方法:12月19日23:59までに、以下からオンラインで参加申し込みをください。
当日飛び込みも歓迎しますが、満席の場合は参加できない場合があります。

2018 年木川剛志に届いたアメリカに住むシャーナという女性からのメッセージ。木川とオンライン上でのやりとりが始まった。シャーナの母バーバラは日本名を木川洋子と言い1947 年に横須賀市で外国人と思われる父と日本人の母の間に生まれた。

このような子どもたちは混血児と呼ばれ、敗戦国の日本人には敵国の血が流れる混血児として差別の目で見られ、家族でそのような子どもを妊娠した娘を勘当同然で家を追い出すようなそんな時代だった。洋子も過酷な環境で育ち1953年米兵に養子縁組されわずか5歳で渡米した。それから66 年日本に帰る事も母と会う事もなかった。木川信子はシャーナの祖母の名前である。木川という名前で有れば何か知っているのではとかすかな希望に、彼女はSNS で木川を検索し、見知らぬ木川剛志にメッセージを送ってきた。木川剛志には横須賀に親族はなく木川信子という名前を当然知らない。和歌山大学に勤める研究者だった私は福井市、和歌山市の空襲を研究し戦災孤児を調べていた。そして私自身は5歳の子供の父親だった。洋子が養子縁組をしてアメリカに渡った年齢と一緒である。

何かの縁を感じた。研究者としてできるだけのことがしたかった。こうして私は木川洋子を産んでその後、行方の分からない木川信子の生きた証しを探し出すべく、その足跡をたどり始めた…

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